5/10伊泉龍一先生スピリチュアリズム講座ご案内
大好評の伊泉龍一先生のスピリチュアリズム講座です。
*講師:伊泉龍一先生
*日程:5/10(木) 19:00~21:00(18:50開場)
*大阪駅前第3ビル17階会議室
アクセス→ http://siltas.jp/room/room_traffic.php
*受講料6,000円(配布資料コピー代実費別途要)当日、講座前に受付
*申込&問合せ先: info_angelica@yahoo.co.jp
数野ギータまで
【内容】
「メンタリズムの起源へ――マインド・リーディングVSマッスル・リーディング」
1870年代後半のイギリスでは、数名の科学者たちがスピリチュアリズムの真偽を巡る論争へと本格的に参入し始めます。まずロンドン・ユニヴァーシティ・カレッジの動物学教授エドウィン・レイ・ランカスターが『タイムズ』紙上で、当時最も話題となったミディアムの一人ヘンリー・スレイドが行っていた「スレート・ライティング」という霊現象がインチキであるとの告発を行います。しかしながら、それに対してスレイドを擁護する別の科学者の反論が同紙に掲載されることで、科学者同士の間でもスピリチュアリズムを巡る本格的な論争が始まることにもなります。こうした中、ダブリンの王立科学大学の物理学教授ウィリアム・フレッチャー・バレットが「神経エネルギー」によって遠隔での「思考伝達」が起こりえる可能性を示唆する論文を英国科学振興協会に提出したことで、同協会内部においてもさらなる物議が巻き起こることになります。今回は、こうした端緒となる出来事から、さらにその後のイギリスで起こった以下のような話題を主に取り上げながら、「霊能力」あるいは「超感覚的能力」についての本格的な調査研究の幕開けとなる当時の状況を振り返ってみたいと思います。
・ドイツのライプツィヒ大学天文・物理学教授ヨハン・カール・フリードリッヒ・ツェルナーによるヘンリー・スレイドの能力の調査。
・ウィリアム・バレットによるクリーリー家での「思考伝達」に関する実験。
・ワシントン・アーヴィング・ビショップの「マインド・リーディング」
*本講座は目に見えない世界の存在を信じるか否かという形で問題に迫るのではなく、「霊の文化史」とも言うべき視点から「スピリチュアル」な領域へとアプローチしていきます。ですので、肯定的な立場であれ否定的な立場であれ、どちらの方でも興味深く聞いていただける内容になると思います。あえて自らの信条からいったん離れながら、形而上的な世界へと関心を持った過去の人々が織りなした歴史へと目を向けることで、現代のわたしたちにとっても、学ぶべき多くのものが見つけられるのではないかと思っています。