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大阪市北区のスピリチュアルサロン&スクール主宰ギータの日記

「風の電話」映画

舞台挨拶付きで観てきました。

諏訪監督、モトーラ世理奈さん主演「風の電話」
西島秀俊さん狙いで予約したのですが、内容が内容で初めから最後まで涙が止まらず、舞台挨拶には集中出来ず終わっていました。
人によって、感想は様々に分かれそうですが、心揺さぶられるはず。
震災に関係ない人でも、大切な人を喪失する辛さの痛みを感じるでしょう。

ストーリーは、
高校生のハル(モトーラ世理奈)は、9才で東日本大震災津波で岩手で家族を失い、心にふかい傷を抱えて広島に住む伯母さんと暮らしているのですが
ある日、学校から帰ると伯母さんが部屋で倒れているのを発見。命はあったけれど、周りの人が全ていなくなる不安から、故郷の大槌町ヒッチハイクしながら帰って行く旅のお話。

広島から岩手までの長い旅の途中、色んな人たちに助けられます。
三浦友和さん、西田敏行さんなども重要な人たち。
途中から危ないところを助けてくれた福島の元原発作業員の森尾(西島秀俊)と故郷まで。    
全ての人たちは、辛さ、別れを経験していました。会話の中でハルの気持ちも動いていきます。

最後に広島へ帰ろうとしたホームで出会った少年に聞いたもう一度死んだ人と話せるという風の電話を知って…。

西島さんとの車の旅、ロードムービー、ドキュメンタリーのような映画でした。

喪失感と残される悲しさ、後悔の気持ちが押し寄せてハルと同じように泣いてしまう映画でした。

亡くなった人ともう一度話したい。
そう思う人は多いでしょう。
観てすぐに感想は書けなかった映画。
まだ心が揺さぶられ続けています。

福島出身の西田敏行さんの会話はアドリブだったそうですがら、故郷を思う気持ちがにじみ出ていました。
人は、生まれ育った場所に帰りたいものなんだなぁと。
そして、都会だと早く復興するだろうけれど、地方の厳しさも実感しました。

西島さん、以前には阪神淡路震災後を取り上げたフランス・カナダ合作の「メモリーズ・コーナー」に出てるんですよね。これも亡くなった人との交流を描いていて強烈でした。
観なければよかったと思いながら、今はこの2作は観てよかったと思います。

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