2018-10-06 音の色〜カンディンスキー印象3 色は音を表す。色はみる、感じるだけでなく、聴くこともできます。例えば、この絵。抽象絵画の父と呼ばれるカンディンスキーの「印象3(コンサート)」と呼ばれる作品。この絵は、シェーンベルクのコンサートに行って構想を得たそう。黒いピアノと聴衆、そして溢れる音楽の響き、会場の雰囲気が溢れるようです。因みにこの絵を知った後、シェーンベルクのどの作品だろう調べてました。「3つのピアノ小品」作品11だそうです。このコンサート後、カンディンスキーとシェーンベルクは書簡を通じて交流していました。シェーンベルク、前衛的な音楽なんですよね。きっとクラシックと言えば、モーツァルトとか考えている人はぶっ飛ぶはず。カンディンスキーのこの絵のアイデアの元がシェーンベルクと知ったときは、あーそうね、と思ったのを覚えています。芸術を創るとはいわないけど、五感をフルに使って日常を楽しみたいですね。