12月伊泉龍一先生スピリチャリズム講座神智学協会の誕生
春から始まった伊泉龍一先生のスピリチュアリズム講座。
【神智学協会の誕生ーーオカルティズムの復興】
*講師:伊泉龍一先生
*日程:12/7(木) 19:00~21:00
*大阪第3ビル17階会議室
*受講料:6,000円(配布資料コピー代実費別途要)
*申込&問合せ先: info_angelica@yahoo.co.jp
数野ギータまで
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*内容
【神智学協会の誕生――オカルティズムの復興】
この世を超えた世界。あるいは通常の5感を超えた世界。物質世界とは異なるという
意味で霊的世界とも呼ばれる領域。過去にも現在にも、ごく普通の人にとっては不可
知としかいいようがないその領域へと到達する、あるいはつながることのできると称される人々が存在します。実際、世界中のどの文化の中でも、この世を超えた世界と
なんらかの形で接触したとされる人々の存在が語られ続けてきたことは事実です。
今日においては、一般的にミディアム、クレアヴォイヤン、サイキック、チャネラーなどと呼ばれる人々です。本講座では、現代の様々な「スピリチュアル」な思想や実践の源流を過去へと遡り、その意味を改めて問い直してみたいと思います。
1870年代半ば、アメリカやイギリスでのスピリチュアリズム・ムーヴメントは一つの転換点を迎えることになります。交霊会での「霊の全身物質化現象」の真偽を巡ってスピリチュアリスト同士の間にも亀裂が現れ始めます。そんな中、当時のモダン・スピリチュアリズムの思想や実践から離れ、古代の叡智へと思想を遡らせるエソテリシズムやオカルティズムの勢力が台頭してくることになります。その中心となったのが、現代のスピリチュアルな思想にも最も大きな影響を与えている「神智学協会」です。ヘンリー・スティル・オルコットとブラバツキー夫人が中心となってニューヨークで同協会は、やがてその思想上の対立から、当時のスピリチュアリストたちと敵対的な関係が作られていくことになります。今回は、スピリチュアリズム・ムーヴメントから神智学協会がいかにして誕生し、そして新たに独立したムーヴメントを形作っていくことになるのか、その始まりの時点を詳細に見ていきます。
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伊泉先生からのメッセージ
「本講座は目に見えない世界の存在を信じるか否かという形で問題に迫るのではなく、「霊の文化史」とも言うべき視点から「スピリチュアル」な領域へとアプローチしていきます。ですので、肯定的な立場であれ否定的な立場であれ、どちらの方でも興味深く聞いていただける内容になると思います。あえて自らの信条からいったん離れながら、形而上的な世界へと関心を持った過去の人々が織りなした歴史へと目を向けることで、現代のわたしたちにとっても、学ぶべき多くのものが見つけられるのではないかと思っています。」
・1月18日(木)19:00~21:00
超常現象を実証しようとした人々――ソサエティ・サイキカル・リサーチ(SPR)の誕生
・2月15日(木)19:00~21:00
メンタリズムの起源――マインド・リーディングとマッスル・リーディング
・3月22日(木)
「虫の知らせ」とテレパシー仮説――『生者の幻』を巡って
伊泉龍一先生プロフィール
占い・精神世界研究家
タロットカード、数秘術、占星術、手相術、ルーンなど多数の欧米の占いを紹介。朝日カルチャー、NHK文化センターなどで講師としても活躍中。
著書:『タロット大全 歴史から図像まで』(紀伊國屋書店)、『数秘術の世界』(共著、駒草出版)、『西洋手相術の世界』(共著、同)、『完全マスタータロット占術大全』(説話社)。訳書に、レイチェル・ポラック著『タロットの書――叡智の78の段階』(株式会社フォーチュナ)、 ジョアン・バニング著『ラーニング・ザ・タロット』(駒草出版)、ジリアン・ケンプ著『ラブ・マジック・ブック』、『フォーチュン・テリング・ブック』(同)がある